快適な環境に保つために空調機械で温度・湿度を調節した空気や熱源機械から温度を調節した冷水・温水を運ぶ中で重要な役割を果たすのが、保温技能者(保温工)の役割です。
保温は、快適な温度に調節した空気を室内まで運ぶ途中で温度が変わるのを防ぐだけでなく、快適な空気をつくるために使う冷たい水や熱いお湯がぬるくなったり、冷めてしまったりするのを防ぎます。さらに、コップに水滴がつくように、ダクトや配管の中と外の温度差でダクトや配管の表面が結露し天井などから水が漏れてくるのを防ぎます。
保温技能者の仕事の流れは、以下の通りです。
① 図面をもとに部材の数量を拾い、資材業者に発注します。
② 届いた材料を加工して、ダクトや配管に保温を巻きつけます。
③ 外装材を使って外観を綺麗に仕上げます。